「あの人さえ変わってくれれば、私は幸せなのに」と思ったことはありませんか?
よく、人は変えられない、自分を変えないといけない という話もききますが、これはどういうことでしょう。
先に自分がその嫌な人を好きになればいいのでしょうか?
それば難しいですね。だってきらいなんだから。
これは人間だったら普通のことだと思います^^;
同じ映画をみても、Aさんは、「おもしい」と大笑いして、Bさんは「ひどい」と怒るかもしれません。
それぐらい、同じものをみても、感じる気持ちはばらばらです。
それは、自分の中にある「こうすべきだろう」「こうすればこうなるのに」という、今まで生きてきた中で、身についてしまった自分の決めた定義のようなものをベースにみているからです。
嫌いと思う人は、自分の中の定義のようなものと反しているから、「そうじゃないんじゃない」「あなた間違ってる!」という怒りがでてくるんですね。
実はその怒りの下には触れたくないもの、自分が感じたくないものが出てきているから、怒りでカバーしているんですね。
怒りがでたら、どうしたらいいんでしょうか。
私こうやっています。
深呼吸して、その怒りを硬く黒いものとイメージして、深呼吸して体の中から出すイメージをします。
体が軽くなる体感をすると、気持ちも落ち着きます。
これを繰り返していくと、怒りが湧いている途中でも、ふとその怒りは自分の感情から出ているものだと理解できて、急に冷静になることもあります。
そうなると、「あの人さえ変わってくれたら」という気持ちもなぜか消えていきます。次に同じようなシチュエーションがあったとしても、そこに怒りがなかったりするので。「あーあの人のせいではなかったんだ」という感覚がでてきます。